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2015年10月

2015年10月18日 (日)

九州川めぐりの旅〜熊本編

さて、今回は九州川めぐりの熊本編です。
4期えいが書いてます。

佐世保の後、熊本を訪ねました。熊本には2〜6期スタッフのさっかー(大倉さん)がいます。

実は私は、2年前の2013年にも熊本を訪ねてさっかーに案内してもらったことがあります。阿蘇や熊本市内の湧水プール、球磨川の荒瀬ダムを見に連れて行ってもらいました。

荒瀬ダムは、大型のダムの中では日本初の撤去が行われているダムです。もともと電力が足りないとして水力発電のために1950年代にダムが造られましたが、 2002年にダムの撤去を求める要望がダムのある地域から熊本県に出されました。
2010年から本格的に撤去が決まり、2012年から撤去工事が始まっています。

◆2年前、2013年9月の荒瀬ダム
→ダム下流から上流を撮影。写真左部分、青いゲートが取り外されています。
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ダム上流から下流を撮影
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◆今回訪れた時(2015年9月21日)の荒瀬ダム
→ダム下流から上流を撮影。写真左部分、柱がなくなりました。

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ダム上流から下流を撮影
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撤去が進み、ダムの半分くらいがきれいになくなりました。
川の水は、たった数十分しか見ていないし、2年前の時は上流での工事や雨の影響もあったと思うのでわかりませんが、少なくともダムによる淀みはなくなったと思います。(ダムのゲートが閉じている時は、ダム上流はダム湖のようになっていたそうです。)

今回訪れた時は、コイらしき魚が泳ぐ姿が道路からも見えました。

工事の始まる前は、2015年春には撤去工事が終わる予想だったそうですが、今年の様子からするとまだ数年はかかりそうです。この規模のダムが取り壊されるのは、日本初だそうで、取り壊しの工事も手探りな部分もあるようです。

さっかーによると、荒瀬ダムの撤去が始まり川の水が流れるようになってから、今までなかった川原や瀬、淵ができるようになったとのこと。
運転しながら、「こんな石の川原、前はなかったなぁ」といろいろと教えてくれました。



55年間、荒瀬ダムが作ってきた電気、ダムによる大量の水の確保。地元の人から寄せられた振動や水害についての意見、調査や検討の後、荒瀬ダムは役割を終えました。
近くの道の駅坂本では、ダムに関する写真や情報展示が常におこなわれていますが、ダムができる前とは風景も様変わりしていました。55年前、ダムができてから、そしてダム撤去が始まってからの現在を知る方のお話をぜひ聴いてみたいところです。

こちらで荒瀬ダムの進捗状況が詳しく見られます。→http://www.arase-dam.jp
荒瀬ダムの爆破の様子がYouTubeで見られます。→https://www.youtube.com/watch?v=5WbN2U6qgaA
映画ダムネーションで出てくるような、外国の発破のスケールには負けますが(笑)、これもかなりの迫力です。

荒瀬ダムを見た後は、熊本市内の鹿島町湧水プールへ。
日没までは15分くらい。湧水プールはかなり冷たいですが、やはりついつい潜っちゃいます。綺麗すぎて、また2年前もそうでしたが当たり前のように鮎の泳ぐ水中には、ほんまにため息がでるほど感動します。



普段徳島の川で遊んでばかりですが、九州もすてきな川ばかりでした。
まだまだいい川がいっぱいあるんでしょうね。いろいろなところへ出かけてみたいと改めて思った旅でした。

4期えい





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2015年10月12日 (月)

九州川めぐりの旅〜石木ダム編

秋ですね。
どうも、おけいはんです。
シルバーウィークを利用して、4期のえいちゃんと九州に行ってまいりました。

今回のお目当ては、“川”
ふだんは四国の川でしか遊ばないのですが、
九州もなかなか見所があると噂を聞き、足を運んでみることに。

まずは長崎県・佐世保に向かいます。
2期卒業生のコトコを訪ねました。
川ガキ同志の再会!懐かしい話に花が咲きます。



翌日、長崎県川棚町の石木川へ。
ここは今、石木ダム建設計画でゆれている場所です。

行ってみて驚きました。
なんてのどかでいいとこなんだ!
石木川って、本当に小さな川なんだなーということ。



石木ダム建設の理由をおおまかにあげると、
①佐世保市の水不足対策
②川棚川の治水対策のため

ということですが、
人口が減少している佐世保市の現状からして、水不足の計算が合わない。そして、川棚川(石木川はその支流にあたります)の治水対策は、堤防の補強で間に合う。
詳しくはこちら

最近は、この地でダム建設に伴う道路付け替え工事の阻止行動がおこっています。連日人が集まってると聞いていましたが、この日はお休み。人気はほとんどなく、のどかな風景がひろがっていました。



川の学校の舞台である四国・吉野川も、20数年前に可動堰建設計画がありました。
そのとき流域住民のテーマになったのは、「地域のことは、地域の人で決めましょう」ということ。



極論を言えば、流域住民が考え議論した結果、「ダムは必要だ」と決めるならそれもアリです。
ただ、吉野川の場合はそうならなかった。
実証実験に基づき検証をしたら、「可動堰を建設してまで、古くからある第十堰や自然環境を破壊するべきではない」という結論に至りました。そして徳島市民は「可動堰は必要ない」という民意を、住民投票という形を持って明らかにしたのです。

流域住民一人一人に問われていたのは、
「意思決定のプロセス」です。

石木ダムの件も、
「本当にこの地にダムが必要なのか」「ダム建設計画について、流域住民が十分な民主的なプロセスを経て、意思決定に至っているのか」ということに注目すると、問題の論点が明らかになってくるかと思います。



この小さな美しい川でおこっていることは、私たちの暮らしにもあてはまる普遍的なテーマではないでしょうか。




いつか、石木川のほたる祭りにも来たいなあ〜と思いつつ、この地を後にしました。

1期・おけいはん

(川めぐりの旅〜続く)

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